「小1の壁」に困らないために、入学前からできること5選

小1の壁アイキャッチ小学生
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2022年11月、学童保育の利用者が過去最多になったというニュースがありました。

こっきー
こっきー

あれ?昨年は待機児童、減ってたような……?

昨年は、コロナ禍によるリモートワークの増加が影響したと考えられます。

一転して今年は、出社する人が大幅に増えたことが要因か…

【前回の記事より】令和3年の待機児童数は、全体で2579人減でした。(3年生以降すべての学年で、減少)

フルタイム勤務、長時間勤務の場合に「小1の壁」が立ちはだかります。

壁がそびえたつ前に、できることは何か?

明日の子育てを少し楽にするために、今から親が子どもと一緒に出来ることはたくさんあります!

退職や転職を考える前に、子どもが出来ることを増やしてみる!

まずは、トライしてからではないでしょうか?

この記事はこんな人におすすめ
  • 入学後の生活イメージをつかみたい
  • 入学後困らないために、早めに対策しておきたい

この記事を書いたのは、こんな人
こっきー
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3人の子をもつ母。長男は小6、長女は小4。末の子は年中さん。
専業主婦でしたが、長男がちょうど1年生の時に3人目を出産。スケジュール把握がカオスに。
共働きの方に負けず、衣食住を自分でできるよう、上2人を鍛えてきた経験あり

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小1の壁ってどんな壁

具体的に、小1の壁とは何か?大きく分けて3つあります。

学童保育の壁

毎年増設されていますが、一部都市圏(東京・埼玉・千葉など)では足りていないのが現状です。

また、入室申請は前年度の秋(9月・10月)から始まる自治体がほとんどです。

住んでいる場所の学童状況や学校事情を知っておくことは、非常に大切です。

お住いの自治体によって、対応は様々です。

事前に登録受付開始期間などは、各自治体のホームページを確認しておくとよいでしょう。

こっきー
こっきー

わたしは以前、東京都江戸川区に7年間住んでいました。

学童不足No.1の東京都のなかで、江戸川区は、手厚い子育て政策が有名です。

特に「すくすくスクール」には、とても助けられました。

こばなし

東京都江戸川区の「すくすくスクール」って?

保護者の就業や学年に関係なく、児童であれば誰でも年額500円で利用できます。(平日5時まで)

登録さえしておけば、いつでも自由に遊んだり宿題をしたり、我が子もたくさんお世話になりました。

学童保育の受け入れ時間が短い

基本的な学童の受け入れ時間は、5時までです(自治体によっては延長保育可能な学童もあります)

フルタイム勤務の場合、5時に迎えに行くことが難しくなります。

1年生が、果たして学童から1人で帰宅できるか?、1人で留守番できるかどうか?

1年生の下校時間が早すぎる

さらに1年生は、下校がダントツで早いこともあまり知られていません。

毎日5時間ですから、遅バスの幼稚園児より早いです。

我が家の子ども3号は、遅バスなので15時半にバス停に着きます。

1年生はその1時間前には帰宅しています。

さらに最も恐ろしいのは4月です。

【恐怖】4月の慣らし期間

2023年4月のカレンダーを引っ張り出してきました。

これまでの経験上、4月の入学式後は給食もなしの午前授業で下校、翌週は、給食を食べ終わり次第、即下校です。

学童に行っているとはいえ、滞在時間がとても長いですよね。

子どもは、クラスでの人間関係、学童での人間関係、1年生は様々な新しい環境にさらされます。

環境に適応するのが苦手な子は時間がかかるし、学童に行きたくないと言い出すこともしばしば

入学前から、スケジュールのイメージトレーニングが大切です。

2023.4カレンダー

学童では学習フォローがない壁

基本的に放課後児童クラブ、いわゆる公営学童では、学習面のフォローはありません。

学童での子どもたちの扱いは、「教育」ではなく「保育」扱いだからです。

だから文部科学省ではなく、厚生労働省の管轄なのです。

子どもたちは宿題をするもよし、遊ぶもよし。

学童に常駐している指導員さんは、子ども達の見守りが仕事です。

勉強を教えることが仕事ではありません。

小1の壁 必須!入学前から対策できることランキング

では、入学前から、小1の壁におびえないために出来ることは何か?

わたしも実際にやっていたことを含め、具体的に紹介します。

どれも大切なことなので、ぜひ実践してみてください。

第1位 留守番の練習

これは、共働きの場合は必須です。

さらに専業主婦・パートでも、いつなんどき都合が悪く家にいられないことが起きるか、わからないので、練習は必要です。

年長さんの終わりくらいから少しずつ、練習していくといいです。

わたしは年長の真ん中くらいから試していたかもしれません(ちょっと早いですが…💦)。

留守番の練習方法

最初は、ごく近く、超短時間から始めます。

隣のコンビニに行ってくる、マンションのエントランスに郵便を取ってくる、隣のおうちに行ってくる

あたりがちょうどいいです。

子どもには、「少しのあいだ、おうちで待っててくれる?」と聞いてみます。

わたしは最初のうちは、あえて「留守番」というワードは使いませんでした。

ちょっと家事を済ませてくるね、の感覚で、お出かけ感が出ないようにしました。

留守番の練習で注意すること

「誰が来ても返事しない・ドアを開けない」ことを、実際の動作で確認します。

実際の動作とは、ピンポンを鳴らす、電話を鳴らす、声をかけながらドアをノックする、などです。

親の話を理解していれば、それらのトラップには反応しないので、留守番可能な月齢だと判断します。

それでも最初のころは心配なので、わたしはインターホンOFFにして出かけていました。
お届けものがあったとしても、このさい無視です。

共働きの場合は既にやられていると思いますが、

郵便や宅配便も、これを機に完全に置き配にすることがおすすめです。

インターホンOFFしていれば別ですが、

留守番に慣れて油断したころ、約束を忘れ、あっさりピンポンでドアを開けてしまうこともありえます。

子ども一人で在宅中に「ドアを開ける動作」を封じる、有効な策です。

2位 スケジュールのすり合わせ

これは、子どもと行うことはもちろん、働いている場合は職場と早いうちから相談し、どうしても都合を付けたい場合は数か月前から知らせておくことです。

子どもとすり合わせる

一番は子どもと、スケジュール情報や約束ごとを共有することです。

1年生は、こちらが予想している以上に幼いです。だいたい、朝伝えたことは忘れています。

伝言ゲームのように、別の何かに置き換わっていることも多々ありました。

さらに他に気になることができると、頭がいっぱいになります。

上述した、4月の午前授業期間は、何度も子どもとはなしをする必要があります。

★午前授業の期間と、学童での滞在時間
★学童に行かないで直接帰宅してよい日(時短や休みがとれたら)
★お父さんお母さんの帰宅時間
(キッズケータイやスマホがあるなら…)
★夕方、お父さんお母さんと電話がつながる時間帯

など、家庭内で細かいルールを決めておきます。

年長の終わりから、何度もはなしをして、理解を深めておくことが必要です。

職場とすり合わせる

どうしても子ども優先で都合をつけたい期間があるなら、早いうちから上司に相談しておくと、職場での理解も得られやすいと思います。

特に4月の初登校や、午前授業期間…。出来ることなら、そばで見守ってあげたい気持ちは皆同じ!

出勤日を調整する、時短の日を作るなど、少しでいいので実現してあげると、それだけで子どもはかなり安心します。

おすすめ
おすすめ

ちなみに、わたしは4月の初登校の様子を、写真やビデオに残しています。
入学式も可愛いですが、実際の登校の様子は、ようやくここまで来たかと、胸が詰まります。

第3位 連絡&防犯ツールの購入を検討する

共働きの場合、連絡手段の購入は必須だと思います。
物理的に離れていて、すぐに対応できないのであれば、さくっと購入を検討しましょう。

連絡防犯ツールの購入は、明日の子育てを少し楽にするハッピー投資です。

我が家はわたしが専業主婦だったので、学校支給の防犯ブザーと、学校指定の見守りサービスを使っています。

また見守りサービスに、有料オプションを追加しています。

登下校のお知らせ通知機能を追加したのですが、年額6000円で安心が買えるなら安いと思います(兄妹割引が一切ないのが不満でしたが)。

長男は小5まで契約。長女は女の子なので、6年生まで契約しようか検討中です。

ちなみに、学校支給の防犯ブザーはすぐ壊れます。

長男が低学年のあいだに、2台ないし3台は買い替えたと記憶しています。

わからない人
わからない人

でも…、連絡手段っていっても、何があるのかしら?

①GPS ②キッズケータイ ③スマホ があります。用途・目的に合わせて選ぶとよいです。

超ざっくりな判断の目安は、

・とりあえず子どもの居場所がわかればいい:GPS
・通話とメッセージができればよい、同じキャリアならなおよい:キッズケータイ
・端末代や月額料金を抑えたい:格安スマホ、おさがりスマホ

1年生のうちは、GPSかキッズケータイを持たせるのがベター

なぜならスマホの電源の入れ方、落とし方、充電のやり方、パスコードの解除など、基本的なスマホ操作をしたことがない子が多いからです。(YouTubeとは別!)

驚いたこと
驚いたこと

英検の試験会場で、スマホの電源の落とし方を知らない小学生がたくさんいました。

高学年でもこのレベルなので、1年生には使いやすさも大切な要素かも?

キッズケータイは、大手キャリアから出ていますが、とても種類が限られています。

こっきーブログでは、「子どもが携帯したくなる」に着目したプレスマホ「ハミックポケット」を紹介しています。

子どもの場合、そもそも持ち歩くことの重要性を忘れてしまうことが多く、肝心な場面で連絡がとれないケースが多々あります。

子どもが持って出かけたくなるプレスマホ、是非今から検討してみてください。

親は安心、こどもは楽しい「Hamic」

第4位 通学路のシュミレーション

少し面倒ですが、地味に大切なことです。通学距離が1キロ近いお子さんなら、必須です。

早いうちから、たとえば、ランドセルの記念撮影のさいに、通学ルートを一緒に歩いてみる。

親子で一緒に歩きながら、危険個所を確認することです。

通学路の重要なチェックポイントについては、こちらで詳しく書いています!

小1の壁 学習面で対策できること

ここまで、小1の壁に備える生活対策について触れてきました。

生活面と並んで、もうひとつ、非常に重要な対策があります。

それが学習フォローです。

フルタイムで疲れて帰ってきて、お子さんの宿題をみる。これが、実は一番しんどいかもしれません。

専業主婦のわたしですら、片手に赤ちゃんを抱っこして、1年生の宿題チェックをしてあげるだけでも、とても疲れました…。

「宿題」だけで、です。他に予習や復習もみてあげる…。

なかなかできることではありません。

<こくご・さんすうに共通する「わからない」以前の問題>  
字が書けない・字が読めない・字が汚いのトリプルコンボ

<毎日念仏のように唱えられます>
さんすうの計算カード暗唱地獄しかもよく間違える)、こくごの音読地獄  

となりで聞くの、相当疲れそう…

そう、普通に宿題をこなすだけでも時間がかかるのが1年生なんです。

宿題を本人任せにしていて、忙しくてみてあげられないことが増えたらどうなるか…。

怖いと思いませんか?

低学年での家庭学習のつまずきが、小4の壁に繋がってしまうのです。

小4の壁のラスボス感は半端ないです。

家庭学習教材のリサーチ

ですから…、明日の子育てを少し楽にする投資をして、親子ともどもハッピーに過ごすべきです。

お父さんお母さんが忙しく、お子さんの家庭学習の習慣に不安がある場合には、家庭用の通信教材を今からリサーチしておきましょう。

出来るなら、各社から出ている「入学前準備号」から取り組んで、楽しさを知ってもらう。

◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ 【小学生向け通信教育】が誕生!

最近の家庭用の通信教材はとても優れていて、タブレット学習できるものがほとんど。ゲーム感覚で勉強に取り組むことができます。

【進研ゼミ小学講座】チャレンジタッチほかのタブレット学習との違い

小学校でも1人1台タブレットが支給され、高学年になるとパワーポイントや動画編集までしている時代です。

入学前から端末に慣れておくことも必要です。

長男6年生
長男6年生

最近、日露戦争について調べたことをパワーポイントにまとめたよ。

去年は委員会の仕事について、タブレットで動画を撮って、音楽や文字を入れた紹介動画を作ったんだ。

わたしより使いこなしてる…。動画編集したことないですアラフォーです。

まずは、資料請求や体験をしてみて、お子さんに合った教材をみつけましょう!

【進研ゼミ小学講座】チャレンジタッチ体験動画

民間学童のリサーチ

金銭的に余裕があるのであれば、送迎も生活も学習も、全て外注してしまうのも手でしょう!

学童に行けなくなる4年生までのあいだ、もしくは安心して留守番ができるまで、わりきっての投資です。

学童の延長保育がない!
送迎も兼ねて、預かってもらいながら一緒に習い事をさせたい!
学習のフォローも頼みたい!

どうやって探すか?ですが、
Webで「○○市(区)民間学童」と検索をかければ、たくさんヒットしてきます。

例えば、江戸川区 民間学童 で検索すると、広告だけでも2.3軒ヒットします。

民間学童検索結果画像

この検索トップのリックキッズでは、12月にも説明会を開催予定です。

早めにリサーチをかけて、何よりも「知っておくこと」が大事です。

小1の壁対策 まとめ

小1の壁にぶつかってから考えるのではなく、今からできることはやっておく。

試行錯誤の結果、だめになったなら、そこで退職や転職を考えたらよいと思います。

  1. 留守番の練習を短時間から初めておく
  2. 4月のスケジュールを親子で情報共有し、心構えや家庭内のルールを決めておく
  3. 連絡防犯ツールの購入し、入学前から使い方の練習
  4. 通学路のシュミレーションは子どもに危険性を考えさせる

しんどい状態をずるずると続けるのは親子ともに病むし、貴重な1年生の時間がもったいない…。
子どもが1年生だったころを、思い出せないという方も多いと思います。

でも、あとから振り返って、1年生の姿って本当に初々しくて可愛いです。
1年生は、一生に1回です。
ピカピカのランドセルを背負って歩く姿は、大切な思い出です。

つらかった記憶しかない、思い出せない…など、そうならないために、入学前からできることを頑張りましょう。

小学生
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