数ある英語教室なかで真っ先に候補に浮かぶのが、大手のECCジュニア。
あちこちに教室あるけど、実際どうなの?ネットの口コミも、良い評判、悪い評判、さまざまです。
そこで、実際に5年間ECCジュニアを続けている我が子の体験談・効果を記事にしました。
英語教育への投資を検討する、ひとつの材料になれば嬉しいです。
- ECCに5年通っている効果(英検・ECC内の試験結果)
- レッスン・教材への取り組み方を紹介
- 宿題・テストなど、なるべくホームページでは知りえないことを紹介します
ECCジュニアの効果 無駄ではありません!

結論から申し上げますと、きちんと通っていれば、効果は確実にあります。
ネット上には、「無駄」「ついていけない」などの口コミが多くあふれているようです。
確かに、ただぼーっと通っているだけでは、効果は出ないかもしれません。
- お子さんがどのようにレッスンや宿題、予習復習に取り組んでいるか?(最低限やるべきことをやっているか?)
- レッスンではどんな態度か?
- 先生と、お子さんの様子について情報共有はできているか?
取り組み方次第で、結果は変わってくるのではないでしょうか。
5年間通っている効果
・長男(6年生):ECC歴 5年目
・長女(4年生):ECC歴 3年目
英検の受験結果と、
ECC内のテスト「児童英語検定試験」(毎年度2月に開催)の結果を数値化できる効果として、紹介します。
◆児童英語検定試験
2020年:特A
2021年:特A
2023年:特A
◆英検
5年生:英検5級・4級 合格
6年生:英検3級・準2級合格
2級の一次不合格、勉強中
長男の英検準2級 挑戦記事にも、ECCを習っていることをちらっと書いております。
◆児童英語検定試験
2020年:特A
2021年:特A
2023年:特A
◆英検
4級・5級の過去問を解かせたところ、十分合格圏内だったので、長女は3級からの初受験を予定し、勉強中です。
児童英語検定試験は、一次試験と二次試験があります。一次試験は70点満点のオールリスニングテスト(一部のレッスンレベルから英作文あり)、
二次試験は30点満点のスピーキングテストです。
一次試験は各教室にて、担当講師のもとで実施。
二次試験はECCの本社会場でネイティブの先生を相手に、会話・質問形式のスピーキングテストが課されます。
この一次試験と二次試験の結果を総合して、特A・A・B・Cという成績判定がなされます。
特A:95点~100点
A:80~94点
B:60~79点
C:30~59点
特Aは狭い範囲での点数となりますが、ふたりとも3年連続で特Aを取得できていいます。
つまり、きちんと通っていれば、
ECC内の試験はほぼ100点、英検も、初級段階であれば十分クリアできるスキルが育つ、ということです。


ペラペラに話せるようになる?
なりません。5年通っていますが、全くペラペラではありません。
ペラペラレベルを望む場合は、英会話に特化した教室や、英語オンリーの学童に通わせるのが一番手っ取り早いです。
ECCジュニアでは、英語の4技能「読む」「聴く」「書く」「話す」をバランス良く習います。
あえて伸びている順に4技能を並べ替えるとすると…(完全に主観です)
「聴く」>「読む」>「話す」>「書く」でしょうか。「話す」と「書く」は、ニアリーイコールかも。
特に「聴く」チカラは、育ちやすいようです。
児童検定試験の一次試験はほぼリスニングですが、教室のみんな、高得点です。
英検の受験勉強でも、対策は最も後回しでよいレベルです。
週1回のレッスンでも、きちんと臨めば、自然と結果はついてくる…。
なぜECCジュニアを選んだのか

なぜECCジュニアを選んだのか。
一言で答えると、近かったからです。…それじゃあ、参考にならないよ!と言われてしまいますね。
でも、自宅から歩いて通える距離に教室がある。ECCジュニアのメリットのひとつなんです。
ECCジュニアは、2021年度 生徒数・教室数ともにNo.1
(2021年度14歳以下を対象とした子ども向け英会話教室生徒数・教室数(株)矢野経済研究所調べ 2022年7月現在)
自宅から通える距離に、教室が2軒ありました。さて、どちらにしよう…?

悩みましたが、やはりお友達が既に通っていて、先生と、通わせている親御さんの熱量が高そうだと感じた教室を選びました。
結果的に、こちらを選んで良かったです。先生(複数の教室を教えている)がいつも仰っているのですが、
親御さんの関わりが薄い教室や、子ども達のレッスン態度に問題がある教室は、上述したテストの成績が低下すると。
生徒と保護者の取り組み方で、結果は変わる。だからこそ、これから検討しているご家庭にとっては、
たくさんある教室の中から、自分にとってベストな教室を選べるのは、大きなメリットですよね。


先生との関わりと、レッスンの取り組み方

先生と子どもたちの関わり、レッスンでの子どもたちの様子、保護者と先生の関わりについて紹介します。
講師はどんな人?日本人?
講師の先生は、日本人です。留学経験が豊富で、独学で英語をマスターされた方です。
毎回大きな声で、はっきりと聞き取りやすく話してくれます。
ECCの公式見解では、「ECCの採用基準をクリアしたバイリンガル講師」だそうです。
レッスン中、先生は基本的には英語を使いますが、要所要所で日本語も使います。
テキストの読み上げやスピーキング中に、子どもが言葉に詰まったり、間違えたりしますよね。
そんなときはとっさにアドバイスをしてくれますが、日本語と英語交じりです。
レッスン終了後は必ず教室から出て、わたしたち保護者と話す時間をとってくれます。
などを毎週話してくれます。
思えば、これがよかったのかもしれません。お互いに知らんぷりにならず、子どもも双方から見守られている(見張られている??)ので、自然と意識しますよね。
ちなみに、担当講師の先生が臨時でお休みのときは、ECC本社から講師が派遣されます。
子ども曰く、どの先生も、「めーっちゃ発音いい!」 …さすがです。
保護者はレッスンを見れる?
年に1度、参観があります。参観日は、だいたいスピーチと簡単なゲームがメインです。
それぞれ与えられたテーマの中で、子ども達がスピーチをしてくれます。
たとえば、PFだったら、簡単な自己紹介。
Hello,My name is cokey. I’m a student. I’m second grade.~~~
PIの場合は少しレベルアップして、与えられたキーフレーズやキーワードを選んで、文章を組み立ててスピーチをする。
PAになると、キーフレーズもキーワードもなく、ある程度のボリュームの文章を、ライティングしてからの、スピーチ。
つまり英語の4技能、「読む」「聴く」「話す」「書く」がぎゅっと詰まったレッスンを日ごろからしていますよー、というお披露目の場ですね。
恥ずかしくて声が小さくなったり、途中で詰まって涙目になったり、子どもによって反応はさまざま。
でも、なかなか人前で英語を話す機会って、ないですよね。
発表をするだけでも緊張するし、ましてや英語。
4技能の中でも最もハードルが高い「話す」ことを、複数のアプローチでレッスンしてくれます。
参観に行くと、子どもたち同志でこそっと助けてあげたり、拍手で応援したり、みんなで頑張る様子が見えます。
英語の習得度合いだけではなく、普段の教室の雰囲気がよく伝わってきます。

各コースはどんな内容?ついていける?
ECCジュニアには、現在4つのコースがあります。
レッスンコースの分類
それぞれ大まかに、学年でコースが分かれます。
コース | 受講学年 |
PB | 未就学児 |
PF(基礎) | 小学1年生~2年生 |
PI(中級) | 小学3年生~4年生 |
PA(上級) | 小学5年生~6年生 |
それまで全く英語を習っていないと、ついていけるか、不安になりますよね。主観も入りつつ、簡単なコースの紹介を。
(実際に習っていないので、PBはホームページ情報です)
遊びの要素を取り入れながら、さまざまなコミュニケーション活動を通じて英語感覚を養うそうです。
・歌や体操
・モニターとカードによる単語学習
・アクティビティ
・アルファベットのなぞり書き
・絵本の読み聞かせ・劇遊び
レッスンではゲームやクイズも取り入れながら、たくさんの英語に触れる期間でした。
まだ英語の難易度も低いので、楽しみながらレッスンを受けられます。
アルファベット練習から始まり、簡単な単語も覚えていきました。
まだ低学年なので、集中力が続かない問題があります。
PFと比べると、ぐんとレベルアップする印象。think and talkテキストは、取り扱っているテーマがとても幅広くなります。
例えば、野菜や植物のタネの話や、楽器の種類など、テーマは多岐にわたります。
単語数もグッと増え、自宅でも単語の予習復習が必要に(レッスン中にボキャブラリーテストあり)。
長女が宿題でちらほらと間違え始めたのも、PIの前半です。ここが最初の壁?かもしれません。

単語や文法は、中学校程度の内容。
ですが、「聴く」「読む」「書く」のレベルが、PIとは格段に違い、量とスピードを求められます。
「話す」は基本的にはPIがベースにありつつ、会話のやりとりを頭で考える時間を与えないスピードで練習します

単語は、毎週予習をしてからレッスンに臨みます。このページはコピーして復習にも使っています。繰り返しあるのみです。
教材のうち、きょうだいでおさがり(特別購入といいます)使用が認められているので、上の子が使っていたCDやDVDを使える場合は、年度の初めの教材購入費用が少し安くなります。
ただし教材の改訂が入ってしまうと、おさがりができないので、残念…。
文法は習うの?
よく、文法はどうなの?教えてくれる?と他の親御さんから聞かれます。
答えは、Yesとも、Noとも言える…。 あいまいな表現で申し訳ないです。
確実に文法は習っているのですが、「肯定文」・「疑問文」とか、「SVO・SVC文型」など、ガッチリ文法の単元として教えられているわけでは、ないんです。
あくまでも、その週のテーマや会話の中で出てきた表現として、文章や文型を学ぶ、そんなイメージです。
気づけば英検5級・4級がクリアできるくらい、自然と身についているんですね。
宿題や小テストはあるの?

あります。ECCジュニアは、この辺りはわりとしっかりめに、レッスンに組みこまれているなあという印象です。
宿題
毎週必ず、「ホームワークシート」という宿題が出ます。翌週必ず先生に提出し、まるつけをしてもらってから返される仕組みです。
シートの内容は、主にライティングと、リスニングです。ライティングは、その週に習った文型の復習が目的です。
4年生の長女が習っているPIでは、簡単な文章の穴埋めや、単語の書き練習が多いです。
低学年クラスのPFも基本的にはPAと形式は同じですが、フォニックスの問題が多く出されていました。

フォニックスの問題は、レッスンで習っていない単語が予習的に出てくるので、子どもがわからないこともしばしば。まれに親もわからない単語が!
PAになると、単語を入れ替えて文を作ったり、日本語からノーヒントで英作文を作ります。
リスニングはCDを聞いて質問に答える問題、DVDを見て、登場人物の会話内容について答える問題です。
これは、英検のリスニング問題と同じ出題形式ですよね。
ウィークリーテスト・ボキャブラリーテスト
「ボキャブラリーテスト」という20~30問の、単語テスト(PAでは文章題も)です。
頻度は、PIでは2.3週に1回。「Week」という単元が終わると、まとめ的に行われます。
PAは、なんと毎週です。出題形式も、毎週変わります。
先生から前もってテストのアナウンスはありますし、ホームワークシートにも予告が記載されているので、テスト前は自宅で勉強してから臨んでいます。
まとめ ECCジュニアは、きちんと通えば効果はでます!
ECCジュニアの効果や、実際のレッスン内容、イメージできたでしょうか。
ここまで読んでいただくとわかりますが、実は、レッスンはなかなか地道な繰り返しです。
ただ英語に触れて楽しむだけではなく、コツコツと積み上げていくためのシステムが整っているな、と5年間続けてみての感想です。
ECCジュニアは、「まずはバランス良く英語の4技能を学ばせてあげたい」というご家庭にぴったりの英語教室です。
ポイントにまとめると、
- 教室数の多さ 通いやすく自分に合った教室を選べる。選択肢が多い。
- 先生との関わりの濃さ(子ども・保護者の双方に対してフォローがある)
- 宿題やテストでの予習復習、検定試験での見極め
- 単語のインプット量の多さ
- 「読む」「聴く」「書く」「話す」の4技能を、さまざまなアプローチでアウトプットしながら身につける
「効果」について補足すると、4技能のうち、やはり「話す」は簡単ではないです。
PAの子でも、即興で話すことは、まだまだ難しい印象です。
しかし、「読む」「聴く」「書く」は、こつこつ取り組むことが出来れば、英検初級段階はクリアできています。
我が子だけではなく、同じ教室に通う子ども達も、英検5級から3級にチャレンジして、合格しています。
ECCでは、体験レッスンも行われています。
これから1年生のお子さんや、学校での勉強にプラスαしたいお子さん、なにより英語が好きなお子さんには、ぜひECC、検討してみてくださいね。


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