キッズスマホのハミックポケットは、LINEが使えるのか?気になるところですよね。
実際にハミックポケットを使ってみたこっきーブログが、この疑問にお答えします。
LINEが使えるかどうか
結論から申し上げますと、LINEを導入することは不可能ではないですが、会社として推奨していません。
なぜ推奨していないのでしょうか?
まずは、ハミックポケットのシステムから理解する必要があります。
ハミックポケットには電話番号がない
そもそも、ハミックポケットには、電話番号がありません。
皆さんご存じのとおり、LINEは、電話番号がないとインストールできません。
従って、アプリを入れている方々は、固定電話の電話番号を登録するなどして、LINEを使用していると考えられます。
ここで、最初に考えたいこと。
意味があって設定されていない電話番号を、わざわざ手に入れて、LINEをインストールする…。
システム的にも、あまりおすすめされていないことがわかりますよね。
なぜ、電話番号がないのか
電話番号がない理由は、利便性よりも、子どもの安全を最優先しているからです。
電話番号があることで考えうる危険とは何でしょうか。
そもそも子どもは、電話番号は、重要な個人情報であるという意識がとても薄いですよね…。
われわれ大人には当たり前のことですが、子どもは違います。
なぜLINEは推奨されていないのか
ハミックポケットの販売会社の公式見解です。
①LINEのようなスーパーアプリは、バックグラウンドでも動作しており、充電を消耗してしまう
②LINEによるトラブルから子どもを守るため(LINEの推奨年齢が12歳以上)
Hamic POCKET公式HPより、要約して掲載
この2点が推奨されない理由として挙げられています。
詳しく見ていきましょう。
LINEはスーパーアプリである
1点目のスーパーアプリとは、メッセージや通話だけでなく、ゲームや漫画、決済サービスなど、さまざまな機能を持った総合型のアプリを指します。
このようなアプリを入れると、電池容量が小さめのハミックポケットの場合、電池の減りが進みます。
ですので、会社としてLINEをいれた場合の動作保証はできない、とHPに明記されています。
LINEによるトラブル防止
2点目は、LINEによるトラブルや危険性から子ども守る観点。
親として、最優先で考えるべき点です。
メインの通話やメッセージ送受信でハミックアプリを使わずにLINEを使うと、どのようなことが起こり得るでしょうか?
例えば、以下のような事態が考えられます。
- 危険レベル1
見知らぬ相手に簡単にIDを教えて、『友だち』に追加、知らない間にやりとりを始める
- 危険レベル2
有害な画像の送受信など、親に言えないトラブルに巻き込まれる
- 危険レベル3
実際に会う事態まで発展、犯罪に巻き込まれる
こうして、いつのまにか親が認知していない人間関係ができている、なんてことが考えられます。
もっと身近な場面で言えば、学校のクラス内グループLINE。
誰が入っている、入っていない、など、子ども同士の小さな火種になりやすいです。
気がついたときには、親に言えない悩みを抱えている可能性も…。
このように、LINEをメインで使われてしまうと、ハミックアプリで全て見えていたやりとりが、一切わからなくなってしまいます。
つまり、LINEのメイン使用は、「見守り機能」がない状態になってしまうのです。
ネットリテラシーも、防犯意識も非常に低い、小学校低学年。
まだまだ、親側の『目』が必要なのではと考えます(あくまでも個人の考えです)。
そもそもLINEをいれる必要性は?
本当に、必要なものかどうか?親の側で充分に検討する必要があります。
実際の画面を確認してみましょう。
ハミックアプリのメイン画面
こちらが、ハミックアプリのメイン画面です。
まんま、LINEのようですよね。
ですので、子どもも違和感なくポンポンとメッセージを送信してきます。
やり方を一切教えていなくても、画像を送ってきました。
本当に、最近の子は通信端末に慣れるのが早い!
我が子の場合、すでに高学年という要因もありますが、ハミックアプリですでにこの状態ですから、LINEを与えたら…。
まぁ、おもちゃですよね。確実にLINE中毒になりそう…
ハミックアプリ:LINEとの共通点
つまり、メッセージと通話ができて、さらには画像もその場で撮って送信できる。
まさに、LINEそのものです。
もちろん絵文字も送れます。
アプリは、app storeとGooglePlayからインストールするだけです。
それほど手間ではないと思いますが、いかがでしょうか。
ハミックポケットの詳細なレビュー記事はこちらです。あわせて参考になれば嬉しいです。
ハミックアプリの可能性
繋がりたい親族がいれば、ハミックアプリをインストールして、いっしょに使ってもらいましょう。
例えば、離れて住むおじいちゃんおばあちゃんと、子どもが直接やり取りをしたい。
そんな場合には、おじいちゃんおばあちゃんのスマホに、ハミックアプリをスマホにインストールしてもらえばOK。
まずは、安全な人間関係の中でやり取りを始める。
最も基本的で、最も大切な手段を、自ら体験して学ぶ。
親しく安全な人間関係だからこそ、学べることもあると考えます。
結果として、スマホ=大切な連絡手段、と意識できるようになるのではないか、と期待しています。
まとめ 子どもにとって一番大切なものは
子どもの安全を最優先に考えるならば、ハミックアプリで十分なのではないでしょうか。
LINEとほぼ同じ基本機能を備えていますし、親の目が行き届いています。
低学年のうちは、セキュリティのしっかりした環境で、まずはネットに慣れる。子どものネットリテラシーを育てる。
大人と同じスマホの使用や、LINEの使用は、それからでも遅くないと考えます。
それでも家庭の事情により、LINEのインストールが必要なご家庭があると思います。
その場合は、お子さんとLINEの使い方・危険性についてしっかりと話し合い、確認しあうことが必要です。
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