こんにちは、こっきーです。
本記事では、一次試験を突破するための、ライティングのコツについて書いていきたいと思います。
単語力が低い小学生でも大丈夫。
採点基準を把握し、書き方の型を身に着ければ、確実に勝てます。
ライティングは、必ず小学生の味方になります。
準2級 一次試験の結果
一次試験は以下のような結果でした。
リーディングの足りない部分を、リスニングとライティングで補ったかたちです。
リーディング、リスニングについての詳細な記事はこちら。
なぜわたしが、こんなに「小学生には~ライティング~ライティング~♪」と念仏のようにうるさいのかというと、
英検は、素点で結果が決まるわけではないからです。
英検協会が公式に公開している、「英検CSEスコアでの合否判定方法について」によると、
技能ごとに問題数は異なりますが、問題数に関係なく、各技能にスコアを均等に配分しています。したがって、技能ごとに1問あたりのスコアへの影響は異なります。ただし、同じ技能の問題であれば、どの問題で正解してもスコアへの影響は同じです。
日本英語検定協会公式HPより抜粋
2015年までの素点ベースでの採点方式では、例えば、下の表のように、
問題数の少ないライティングを捨てて、リーディングとリスニングだけで点を稼ぎ、合格することが可能でした。
2015年までの採点方式 (素点ベース) | 合否 | 2016年以降 新採点 (CSEスコアベース) | 合否 |
リーディング:51点 リスニング:34点 ライティング:14点 | 合格 〇 | リーディング:750 リスニング:750 ライテイング:0 | 不合格 × |
ところが、2016年からの新方式では、各技能均等にスコアが配分されます
(例:準1級では R:750 :750 W:750)
表の場合、ライティングが合格スコア(750)に達していないので、不合格となります。
これが、文法を知らない&単熟語を圧倒的に知らない小学生にとっては、追い風になる…!!!
と、私は思うのです…!!!
(従来の方式は、中学生・高校生向きですね)
わが子も合格しました…!
名付けて「ライティングで合格作戦」です。
ライティングで高得点をとるために
ライティングの出題形式をざっくり説明すると、
ある一つのテーマに対して、AあるいはBの立場に立って、自身の意見を述べるというものです。
作文の条件はとてもシンプルで、
- 必要語数は、50語~60語
- 意見には、必ず理由を2点述べること
だけです。これが最低ラインです。ここに不足がある場合は、論外です。
ライティングのコツって?
じゃあ、コツってなによ、そもそもテクニックなんかあるの?
あります。
なんなら、英検協会が公式HPで堂々とヒントとアドバイスを載せてくれています!!
それがコツです!(どやぁ)
みなさん…!!英検協会の公式HPを隅から隅まで閲覧していますか??
英作文の審査基準が明確に記載されているのです。
極論、これに沿って書いたらいいのです。
いちいち参考書なんて、買わなくていいのです。
おそらく様々なサイトや参考書で、ライティングのコツや裏技~のような内容でたくさんの情報があふれていると思いますが、主張の大元はこの審査基準がベースです。
!必読!「準2級・3級ライティングテストについて ライティングテストの採点に関する注意点」https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/2017outline_p23w.html
上記英検協会の記載内容を基に、わかりやすく書いてみました。
観点①内容 課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか
え、なに、どういうこと?もちろんみんな、課題に対する内容を書くでしょ
「理由を明確に書く」、ということです。
明確にとは…どういうこと?2つ書けばとりあえずヨシ!じゃないのかい…
「明確に書く」とは、理由と、その理由の根拠となる例などを具体的に挙げることです。
ランチをコンビニで買うのは良いと思うか?という問いに対し、
「ランチの値段が安いから良いと思う(終わり)」…ではなくて、
「安いから。安いと、他のことにお金を使えるようになる」「例えば、ランチが安くなった分、コーヒーやデザートを買える」などですね。
なるほど!!意見を支える根拠があることで、説得力が出るんだね!
ちなみに、この理由の根拠や理由の補足がない文章は減点対象になります。
観点②構成 英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
構成はなんとなくわかるけど…。論理的な流れって…、どんな流れのこと?
萩原流行さんしか知らないよ。
「論理的な流れ、英文の構成」とは、接続詞を効果的に使う、ということです。
接続詞!?上手に使えるかな…。自信ないよ。
大丈夫!一度慣れてしまえば、小学生でも接続詞を使ってすらすら書けるようになるよ。
①主張 ・私は○○○○することは、よいことだと思います(I think ○○○○…)
②理由 ・理由は、2つあります(I have two reasons)
③理由1点目 ・First(まずはじめに~) ~だからです。
④理由の根拠 ・If~ For example~ Becauseや Alsoなどを使って、理由に説得力を持たせる
⑤理由2点目 ・Second(2点目に~)
⑥理由2の根拠 ・If~ For example~ Because 、Also
⑦再度主張 ・So(だから~) therefore、私は○○○〇だと思います。
この形式にあてはめて書いていけば、観点①の基準も自然とクリアだね!
頑張って!ある程度数をこなせば、慣れるはずよ
残りの観点③と観点④は、正しく語句を使えているか、正しい文法で書かれているかが問われます。
小学生であれば、
・スペルミスをしないよう、自分が確実に書ける単語を使う(無理に難しい単語を使おうとしない)
・文章は短めに、主語+動詞+目的語をはっきり書かれている文章にする。
これらを気を付けて書けば、大きな減点にはなり得えない!はず!
3級、準2級を受検してみての、わたしたち親子の体感です!
減点対象はあるのか
はい、あります。この点についても、「注意点」に書かれています。
まさかの解答例まで載せてくれる親切ぶりです。
最も気を付けるべきは、questionに対する答えを書くこと です。
そんなん当たり前だろー!!と怒られそうですが、意外とできていないことが多いもの。
みんなで話していても、自分のことばっかり話す人、いますよね。聞かれていないのに…。
自分の意見を述べる=自分の経験&自分の気持ちを述べること
ではありません。
あくまでも、ひとつの意見の立場に立って理由と根拠を述べよ、ということです。
受検者本人の経験とか気持ちなんぞは聞かれていません。
ここを勘違いしてしまうと、以下のような0点の文章の出来上がりです。
QUESTIONの答えになっていない場合や、全く関係のない事柄について書かれていると判断された場合は、すべての観点で0点と採点されることがあります。
日本英語検定協会公式HPより
解答例(日本英検協会公式HPより)
この解答例の場合、
『生徒は部活動に参加するべきか?』
の問いに対して、
自分の部活の話、自分が入りたかった部活など、
一切関係ない&質問にも答えていないので、すべての観点で0点だそうです。
ローマ字で日本語の単語を書いた場合、前後に説明がないと減点対象になるそうです。
もっと詳しく言うと、英語でない言語を書いた場合、だそうです。
その場合は、その言語がわからない人のために、説明を加えるとよい、とあります。
公式HPの解答例とアドバイスには、
例えば「kyudo(弓道)」と書いた場合、「a traditional type of archery in Japan」などのように、日本語がわからない人にもわかるように説明を加えると、減点対象にはなりません。
しかし、これを確認して思ったのですが、語句の説明文を英語で、、、って、
小学生には、難しくないですか?
スペルミスや文法ミスで余計な減点になることは極力避けたい。
となると、小学生は避けた方が良い文章パターンかもしれません。
あくまでも私の見解です。
もちろん、挑戦する意欲があればするべき!
文字数にも良い影響がでるし、主張の説得力がよりアップしますね!
【まとめ】なぜ小学生のうちに準2級か
これは、中学校で、2級を取ることに集中したいがためです。(笑)
2級は、準2級以上の難易度になります。難関高校を志望している中学生でも、不合格が続いているケースも見られます。
さらに中学生活は忙しく、部活動や塾で、英検の年3回の試験日程ではなかなかうまく都合がつかない。
ここでさらに不合格が続くと、受験シーズンぎりぎりに…、のパターンも多いそうです。
1回分でも貴重な時間を節約するために小学生のうちに準2級を取っておこう!と決めていました。
なぜ2級を取りたいか、それは公立高校受験のためなのですが…これについても追々、書いていきたいと思います。
今回、わが子のCSEスコアが1507点でした。
2級の合格ラインは、1520点…。完全に不可能ではない数字です。
当分は、苦手な単熟語を地道に覚えて、チャンスがあれば、2級にトライしてみよう、と子どもと話しています。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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