「乗れる」スーツケースを、ご存じですか?
なんと電動で動き、大人が乗っても余裕の耐荷重なんだそう。
最近、公道を走行している利用者の動画がSNS等で拡散されているようです。
本記事では、現在2機種ある電動スーツケースの違いについて調べました!
当ブログにもSNSを見て訪問してくださる方がおられます。本記事内でも記載していますが、電動スーツケースは、公道での使用は禁止です。空港内など私有地では事前に許可を取ったうえで使用が可能です。ぜひとも、ルールは守って、事故に繋がることなく、安全に利用していただきたいと願っております。
- 出張中、スーツケースが重たくて、空港内の移動が過酷
- 幼児を連れての移動は、片手にスーツケース、もう片手で子どもの手をつなぎ、てんやわんや
- 足腰が悪く、かといって車いすはためらってしまう
se3sとse3minitの違い
ブランド名は、Airwheel(エアーホイール)といいます。
もともとse3s/se3minitは、2021年にMakuake(まくあけ)という応援購入サービスのプロジェクトで販売されていました。
その後、2022年10月からの全国旅行支援開始にあわせて、ネット通販による一般販売を開始しています。
2機種の大きな違いは、簡単にまとめると、3点です。
詳しく見ていきましょう。
容量の違い
容量を考えると、家族分の荷物を入れることは難しそうですね…。あくまでも1人用、ビジネスマン向けの商品をいえます。
あえての家族使用なら、もう一つメインの大きいスーツケースを用意して、サブ的にこちらを使うのが良いかも。
幼児の空港での移動をスムーズにするためを主目的にするなら、サブ使用もありかと。
可変モードの違い
可変モード?なんじゃそれは?ですよね。簡単に言うと、ペダルと本体が分離するか、一体型かの違いです。
見た感じ、se3sのほうがより乗り物感が強いかもしれません。子どもが喜びそうです。
最高時速の違い
se3sのほうが少し速い。といった程度。動画を見る限りは、そんなに違いは感じられません。
se3minitは軽量化と容量UPをした分、速度が少し落ちたということでしょうか。
スペックの違いを表で比較
これまで紹介した乗れるスーツケース、sa3sとse3minitの違いを、その他のスペックを含めて表で比較してみました。
SaiEL社の「Airwheel」 | ||
---|---|---|
機種名 | se3s | se3minit |
容量 | 21L | 26L |
可変モード | あり | × |
最高時速 | 13km/h | 8km/h |
耐荷重 | 110kg | 100kg |
重量 | 約9.4kg | 約7.5kg |
サイズ | 折り畳み状態:550×360×240mm 展開状態:800×540×240mm | 折り畳み状態:575×385×250mm 展開状態:800×385×250mm |
バッテリー容量 | 73.26Wh | |
充電時間 | 2時間 | |
素材 | ABS樹脂・ポリカーボネート・アルミニウム合金 |
3点挙げた違いのほかにも、本体の重量が大きく違うことがわかります。se3minitのほうが、より軽量化されていますね。
電動ですので、もちろん、取り外し可能なバッテリーが搭載されています。充電時間は2時間。
ネットの口コミ
ネットの口コミでは、意外にも、レビューを残してくれているのは、ビジネス使用ではない方々でした。
普段から杖をもっている方だったり、足腰が弱い方だったり…。やはり、重い荷物を持って出かけるのは、誰でも負担になるものですよね。
ただ、下記で記載しますが、モーターを搭載した乗り物は、法律で原動機付自転車とみなされるため、公道で使用することができません。(空港内では事前許可が必要)
レビューが、いずれも公道で使用したものだったため、こちらでの紹介は控えさせていただきます。
気になる点
乗って良い場所や機内への持ち込み、操作方法についてはこちらです。
- Qどこで乗っていいの?
- A
日本の公道では、走行が禁止されています。ですので私有地内での走行がメインとなります。空港内での走行は、事前に許可をとってからの使用するよう、公式サイトで注意喚起されています。
- Q機内へ持ち込み可能か?
- A
客席が100席以上の飛行機であれば、se3sが機内持ち込みに対応しています。
JAL、ANAともに国内線・国際線の機内持ち込みサイズの上限は、
3辺の合計が115cm(55×40×25cm)、重さ10kg以内です。
※本体サイズ
se3s:550×360×240mm=1150mm
se3minitは、575×385×250mm=1210mmは、ほとんどの航空会社がNGです。
各販売サイトには「機内持ち込みOK」と書かれていますが、事前に問い合わせたほうがいいかもしれません。
- Qどうやって操作するの?
- A
右ハンドルをひねると前へ加速。左ハンドルで停止。
左ハンドルでブレーキをかけたまま右ハンドルでアクセルするとバック。
曲がりたいときは、曲がりたい方向にハンドバーを回すと、重心が傾き、曲がることができる。
- Qメーカー保証はある?
- A
保証期間は1年です。
- Qバッテリーは?
- A
リチウムイオン電池は預け入れ不可(発火や爆発の危険性)なので、機内持ち込みとなります。
ワット時定格量が100Wh以下の場合は、持ち込みが可能です。
※se3s/se3minit:73.26Wh
価格・どこで買える?
気になる価格ですが、店舗によって幅があるものの、だいたい以下の価格帯でした。
確認したところ、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで販売されています。
上述したSaiELが国内の正規代理店となります。3つのECとも、SaiELのショップがあります。
ビジネス使用だけでなく、家族旅行のサブや、足腰が弱い方にもおすすめです
走行に関しては、公道での走行はできないものの、空港内では事前に許可をとれば使用が可能です。
機内持ち込みは100席以上の飛行機で、se3sのタイプが可能です。
ビジネス使用に便利なのはもちろん、
・足腰が弱い方が、荷物を気にせずに旅行やお出かけにいける
・子ども連れでの空港内での移動に有用
そんな可能性のある製品でした。検討している方の参考になれば幸いです。
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