交流戦も終盤になってきましたね。若手の内山選手や武岡選手も台頭して、まだまだペナントレースの行方はわかりません。ここからです。
さて、先発ピッチャーは、試合を「作る」重要な役目を担っています。では、ヤクルトススワローズのエースは誰でしょうか?
3行目から結論ですが、スワローズのエースは、小川投手です。
本記事では、こっきー夫の熱い語りによる、ヤクルト先発の要、小川泰弘投手の魅力について紹介しています。

いきなり出てきたので、ざっと夫について紹介。
野球(東京ヤクルトスワローズ)と競馬をこよなく愛する。
高校時代(4番でした)、打席の応援曲は、もちろん「東京音頭」。

ヤクルト先発ピッチャーの歴史


まずは近現代史から語ろう。まずは90年代の3本柱だ。

90年代か。なげえな…。
90年代の先発ピッチャー
90年代、かつてヤクルトには、3人の柱となるピッチャーがいました。
野村監督時代、彼らのようなスターと呼べる先発ピッチャーが、確かに存在していたのです。
そして、そんなスターたちを支えたのが、ヤクルトが誇る名捕手、「古田敦也」!

俺も、古田に捕ってもらいたい!!!!一生をかけた夢だ!!

もはやグローブもって突撃するしかないな
近年の先発ピッチャー
では、近年はどうでしょうか?小川?高橋?石川?…沢村賞を取るような、突出した選手は、スワローズにはいません。
ちょうど、パ・リーグ現役最高投手と名高いオリックスの山本投手のような人もいない。
それにも関わらず、2021年リーグ優勝、日本一。そして2022年もリーグ優勝。なぜ、こんなに強いのでしょう?その強さの秘密は…??
「小川投手」とは

そこで、こっきーの夫が迷いなく名前を挙げるのが、
「小川泰弘」投手です。
2022年の日本シリーズでも、第1戦に先発し、5回を投げ被安打5、四死球4、自責点2の好成績をおさめています。

けして球も速くないし、球種も多いわけではないけど、先発ピッチャーとしての大きな強みが彼にはあるのだ
小川投手の強み

これ、一番大事!しかも入団以来、ずっと続けているんだよ

ローテーションを守れると、何がいいの?
なぜ年間のローテーションを守ることが大事なのか?
「ローテーションを守れる」ということは、小川選手がケガで離脱することがなく、身体的に非常にタフだということが言えます。
そして、そのような先発投手がいることで、

チームとして、「シーズンの戦い方」の計画を立てられるのだ!まさに、「安心と信頼」の証。
実際、小川選手の長期離脱はあったのでしょうか?
唯一、2017年の右肘疲労骨折で、10月に手術。
その後、2018年の復帰登板は5月と出遅れましたが、後にも先にも、その1回のみです。
2013年の入団以来、安定して20試合以上の登板を続けています。
クオリティ・スタート
野球好きな方であれば、「QS」(Quality Start=良好な先発)という指標があることは周知の事実でしょう。
クオリティスタートとは、
野球における投手の成績評価項目の一つ。
wikipediaより
先発投手が6イニングを投げ、かつ3自責点以内に抑えた時に記録される。

どういうことでしょうか・・・???

先発投手の安定感を示す指標なんだ。これこそが先発投手の評価そのものと言える
近年では、先発投手が完投する機会は減り、中継ぎや抑えピッチャーと分業になっています。
単純に勝利数で評価してしまうと、打線の援護の有無や後を引き受けた中継ぎ、抑えピッチャーの結果が影響してくるため、先発投手の評価には適しているとは言えません。
そこで、QSです。
6回を投げ自責点を3点以内に抑えた場合に、QSが記録されます。
そこから、QS率を算出します。
つまり、QS率は、「先発投手がどれだけ試合を作ったか」を表す指標です。
QS÷全先発登板回数=QS率
小川投手は、全登板回数25回、QS15回なので、15÷25=0.6 つまり60%になります。
この60%という数字は、ものすごい安定感なのです。
セ・リーグの先発投手成績でもトップ10以内にランクインしています。(2022年:7位)

さらに防御率は2.82と2点台です。防御率からも、QSが出来るということがわかります。
そして、QS率が高いピッチャーが多いほど、チームはシーズンの戦術を立てやすい、というわけです。
右の小川と、左の石川
最後に、小川投手と並ぶ、ヤクルト投手陣の柱・石川投手についても触れておきます。
「石川雅規」投手は、42歳ながら、ヤクルトが誇る、球界を代表する技巧派ピッチャーです。
針の穴を通すような精密なコントロールと、多彩な変化球で打たせて取る投球が持ち味です(左投げ左打ち)。

ボールのわずかな動かし方で、打者を打ち取る技術を持っている。ストライクを取る技術に長けていて、四球が少ないんやで。
通算与四球率1.81(1000投球回以上の現役選手の中では4位)
投手陣において、石川投手の存在感は大きく、
- 右(小川)と左(石川)のベテランピッチャーがいることで、先発投手陣をけん引している
- ベテランと若手の融合が、チームの良さに繋がっている
ふたりの柱となる選手がいることで、さらに若手の投手たちとの相乗効果へと繋がっていると考えられるわけです。
まとめ
ここまで、いかがでしたか。ヤクルトスワローズのエースは誰か?!をまとめると、
- 先発ピッチャーのエースは小川泰弘投手!
- 年間のローテーションを守れる、タフで安定感がある!
- 右と左のベテランがいることで、先発投手陣をリードしている!
若手投手だけではなく、若手の野手・捕手も育ってきているし、まだまだも期待しています。

ヤクルトに、スターは要らない。全員が、主役だ (どやぁ)
※ちなみに一番好きな投手は石川投手です
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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